建設業の現場では、従業員一人ひとりの出勤状況を正確に把握することが大切です。
とはいえ、毎月「出勤簿」を手入力で作り直すのはかなりの手間。
私の職場では従業員数が10人未満という小規模な会社のため、勤怠はExcelで作成した出勤簿を印刷し、現場作業員に手書きで記入してもらうというスタイルをとっています。
その実際の出勤簿がこちら↓

Excel関数を活用して日付と曜日を自動反映した出勤簿フォーマット
ただこの出勤簿、毎月更新するたびに日付と曜日を1日ずつ手入力するのが面倒で…。
作業時間も取られるし、入力ミスも起きがち。
「少しでもラクにしたい!」と試行錯誤した結果、ExcelのDATE関数を使えば、年と月を変えるだけでその月の日付と曜日がすべて自動で表示されるようになることがわかりました。
今日はその便利なテクニックを、Excel初心者でもできるよう丁寧に解説します!
出勤簿作成で困っていたこと
・毎月1日から末日まで、日付や曜日を手入力していた
・曜日の記載も忘れがち
・月を変更しただけで全部入力し直し…
同じ作業の繰り返しに限界を感じて、もっと効率化できないか?と試行錯誤して見つけたのが「DATE関数」でした。
毎月の「出勤簿作り」が圧倒的にラクになるDATE関数の使い方
出勤簿において、1日から31日までの日付をすべて手入力するのはかなりの負担ですよね。
特に曜日を入力し忘れたり、日付を間違えてしまうと再印刷…という手間も発生します。
それを一発で解決するのが DATE関数 です。
今回の出勤簿では、セル【B3】に「2025」、セル【D3】に「5」というように、年と月の数値だけを入力します。
そして、1日を表示するセル【B6】に以下の数式を入力します。
=DATE($B3$,$D3$,1)
これで「2025年5月1日」の日付が自動的に表示されます!
曜日も自動表示!表示形式をカスタマイズしよう
日付のセルに「1日」「2日」だけでなく、「木」「金」などの曜日も自動で表示したい場合は、セルの表示形式を以下のように変更します。
【表示形式の設定】
-
セルを選択(例:B6〜B36)
-
右クリック → 「セルの書式設定」
-
表示形式 → 「ユーザー定義」
-
d(aaa)
と入力 → OK
これで、たとえば 1(木)
、2(金)
のように、日付+曜日の形式で表示されるようになります!
曜日があるだけで視認性が一気にアップし、現場作業員の方にも好評です◎
2日目以降は「上のセル+1」でOK
2日目以降のセル(たとえば B7
)には、次のように入力します。
=B6+1
その後、最終日まで一気にコピーすれば、その月の日付と曜日がズラッと並んで完成です。
これで「月」を D3
のセルで切り替えるだけで、毎月の出勤簿が数秒で完成!
時間短縮にもなり、手入力のミスも防げて一石二鳥です。
実際の設定画面はこちら
下の画像のように、関数とセルの関係を見える化しています👇
解説図-300x170.jpg)
DATE関数と「+1」の数式の入力方法です。
月を変えるだけで一瞬で更新完了!
この方法を取り入れてからは、「月」の数字を変えるだけで、出勤簿が一瞬で完成するようになり、出勤簿の作成が月初めにたった数秒で終わるようになりました。
作業時間も短縮でき、ミスも防げるのでとても重宝しています。
まとめ:Excelのちょっとした工夫で大きな時短に
今回ご紹介したDATE関数のテクニックを取り入れてから、毎月の出勤簿作成が驚くほどスムーズになりました。
「Excelって難しそう」と感じる方も多いかもしれませんが、このような基本的な関数だけでも少し理解するだけで日々の業務効率はぐんとアップし手間を減らすことができます。
そんな実体験として、この記事が少しでも参考になれば嬉しいです!
事務の仕事は「正確に、効率よく」が大切。
少しでも自分が楽になる工夫をしながら、毎日気持ちよく働ける環境を整えていきましょう!
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