【初心者必見】グリーンサイトとは?建設業界未経験でも分かる使い方とメリット

初心者向けにグリーンサイトの概要・登録方法・費用を解説するブログ記事のアイキャッチ画像 安全書類

はじめに

グリーンサイトのロゴ。(出典:グリーンサイト)

出典:グリーンサイト

A子
A子

グリーンサイトやっておいてって言われたんだけど、グリーンサイトってそもそも何ーっ?!

★れなママ★
★れなママ★

初心者の方にも分かりやすく説明していきますね

建設業界で働き始めると、元請会社や上位企業の方から「グリーンサイトに登録してください」と言われることがあります。
しかし、建設業界未経験の方にとっては「そもそもグリーンサイトって何?」「登録すると何ができるの?」と疑問に感じる方も多いですよね。

この記事では、グリーンサイトでできること、利用するメリット、登録方法、CCUSとの違いまでを初心者向けに分かりやすく解説します。


グリーンサイトとは?

運営会社とサービス概要

グリーンサイトとは、株式会社MCデータプラスが提供する、建設業向けのクラウドサービスです。
建設現場で必要となる「安全書類」を、紙ではなくオンライン上でやり取りできる仕組みになっています。

建設業界で使われる理由

建設業界では、元請と協力会社の間で多くの書類のやり取りが発生します。特に、作業員名簿や資格証明書、安全衛生に関する書類は毎回の現場で必要になります。
従来は紙でやり取りしていましたが、グリーンサイトを利用することで電子化され、業務効率化やミス防止につながるため、現在多くの建設会社で導入されています。


グリーンサイトでできること

安全書類の作成・提出

建設現場に入る際に必要な安全書類(作業員名簿・資格証・誓約書など)を、グリーンサイト上で作成・提出できます。
元請は提出状況をオンラインで確認できるため、紙でのやり取りよりもスムーズです。

作業員名簿や資格情報の管理

作業員一人ひとりの氏名・生年月日・資格証の有効期限などをクラウドで管理できます。
資格証の期限切れアラートなどもあり、法令違反のリスクを減らせます。

現場ごとの入場管理・就業履歴の記録

誰がどの現場に入場しているか、就業履歴をデータとして残せます。
これにより、元請側は現場の安全管理がしやすくなり、下請側も証跡を残せるメリットがあります。

協力会社との情報共有

協力会社の情報や書類をクラウドで共有できるため、郵送やFAXのやり取りが不要になります。結果として、事務の負担が大きく軽減されます。


グリーンサイトを使うメリット

事務作業の効率化

紙での書類作成・コピー・郵送といった手間がなくなり、時間を大幅に削減できます。

ミスや漏れを防止

グリーンサイトではフォーマットが統一されているため、書類の記入漏れや不備が減ります。
資格証の有効期限切れを自動でチェックしてくれる機能もあり、現場でのトラブル防止につながります。

複数現場に対応できる

1つのデータベースに登録しておけば、複数の現場で同じデータを利用できます。
会社ごとに毎回ゼロから作成する必要がないため、特に下請業者にとっては大きなメリットです。

法令遵守のサポート

労働安全衛生法などで求められる書類管理をシステムがサポートしてくれるため、コンプライアンス強化にも役立ちます。


グリーンサイトの導入・利用方法

登録の流れ(協力会社として利用の場合)

  1. ID利用申し込み
  2. 書類手続き
  3. お支払い
  4. 利用開始

申込~利用開始まで約3週間程度かかります。

利用料金について(協力会社として利用の場合)

初回に初期設定料金が発生し、その後、ID利用料として年額の利用料が毎年発生します。

初期設定利用料10,000円(※)初回のみ
ID利用料4,800円(※)年額(※1)
代行登録料2,400円(※)1企業あたり(※2)

(※)税別
(※1)
名利用場合
(※2)協力会社が一人親方の場合は無料

なおIDは実際にグリーンサイトを操作する人数分のIDでお申し込みをしなければなりません。

1名利用の場合で考えると以下のようになります。
※代行登録無料の一人親方以外を代行登録しない場合

利用一年目(税別14,800円
・初期設定料金 10,000円(税別)
・ID利用料 4,800円(税別)

利用二年目(税別4,800円)
・ID利用料 4,800円(税別)

初めて利用する際の注意点

  • 登録情報の入力ミスに注意
  • 資格証の有効期限をしっかり確認
  • 操作に不安があれば、公式の操作マニュアルやサポートを活用
★れなママ★
★れなママ★

企業名や本社郵便番号などは変更する際はMCデータプラスへ変更届を提出しなければならず気軽に変更できないので入力ミスに注意しましょう。


グリーンサイトとCCUSの違い

混同されがちですが、グリーンサイトとCCUS(建設キャリアアップシステム)は別の仕組みです。

  • グリーンサイト:安全書類の電子化・共有がメイン
  • CCUS:技能者の就業履歴や資格情報を国のデータベースに蓄積

現在は両者の連携も進んでおり、CCUSのデータをグリーンサイトに反映できる仕組みも整備されています。将来的にはさらに統合的に活用される可能性が高いです。


まとめ

グリーンサイトとは、建設業界の労務安全書類を電子化し、効率的に管理・共有できるクラウドサービスです。
導入することで、事務作業の効率化・ミス防止・法令遵守の強化といったメリットがあります。

初めて登録する際には戸惑うかもしれませんが、一度仕組みを理解すれば業務が格段に楽になります。
これから建設業界で働く方にとって、グリーンサイトの活用は避けて通れない必須スキルと言えるでしょう。

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